HIV/AIDZに関する情報
HIV/AIDZの治療に効果が期待される治療器の公開特許の紹介
公開されている特許の一部を紹介しましよう。

【発明の名称】 電位治療器と電位治療器用波形整形器
【発明者】 【氏名】堀口 昇
【氏名】堀口 裕
【要約】 【課題】自然界におけるものに近い実効性の高いマイナスイオンを生体内に供給するための電位治療器、特に電極に供給する電圧波形をマイナスイオン発生効率の良いものに整形するための特殊な波形整形器であって安定した性能を有しかつ製造がより容易な波形成型器を備えた電位治療器を供給する。

【解決手段】軽石粉などの無機絶縁物粉体と所定量の水分を充填した波形整形器3を高圧電源2と出力端子12の間に直列に設けて、高圧電源の負極端子から出力される出力電流をこの波形整形器を介して変成後に出力端子から供給するようにして、高圧電源2から供給される電荷を一旦電極4に溜めては一挙に放出することを繰り返すようにしてマイナスイオンを人体に作用しやすくする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁性の筐体内に1対の電極板を対向して設け粉体状の無機絶縁物と内容積に対して所定量の水分を充填して形成した波形整形器を高圧電源と出力端子の間に直列に設けて、該高圧電源の負極端子から出力される出力電流を前記波形整形器を介して前記出力端子に供給するようにした電位治療器。
【請求項2】
前記無機絶縁物の粉体は径1μmから200μmの多孔質石であることを特徴とする請求項1記載の電位治療器。
【請求項3】
前記波形整形器は2.5%から3.5%の水分を含有することを特徴とする請求項1または2記載の電位治療器。
【請求項4】
前記波形整形器には−3kVから−9kVの電圧が印加されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電位治療器。
【請求項5】
前記出力端子に導子極板を介して0.1μAから10.0μAの出力電流が流れるように調整されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電位治療器。
【請求項6】
1対の電極板の間に径1μmから200μmの多孔質石粉と容積で2.5%から3.5%の水分を充填したことを特徴とする電位治療器用波形整形器。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載の電位治療器であって、体内の免疫担当細胞を増加させて慢性肝炎ウイルス感染症の治療をすることを特徴とする電位治療器。
【請求項8】
請求項1から6のいずれかに記載の電位治療器であって、体内の免疫担当細胞を増加させてヒト免疫不全ウイルス慢性感染症の治療をすることを特徴とする電位治療器。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0036】
これらの試験の結果として得られた最適な波形整形器は、人体に適用したときにも最適な装置となる。人体の体重の60〜70%が水分で占められ、細胞レベルでも90%が水で構成されている。したがって、生体外で(in vivo)強い還元作用を示すからである。
上記試験結果として得た最適な波形整形器を組み込んだ電位治療器を人に用いて、その効果を観察した。

【0037】
7
図7は、尿中の8-OHdG(8-ハイドロキシデオキシグアノシン)濃度の変化によりマイナスイオンの効果を表すグラフである。DNA中のグアニンは体内で発生する活性酸素の攻撃をうけると8-OHdGとなって、健全なグアニンと入れ替わり血液中に放出され尿に移るので、尿中の8-OHdG濃度から体内活性酸素に対するマイナスイオンの作用効果を推定することができる。
グラフは、波形整形器を設けた電位治療器と波形整形器を付属しない普通の電位治療器を準備し、波形整形器を組み込んだ電位治療器を用いた12人のマイナスイオン照射群は、30分に15分ずづのマイナスイオン照射により60分後、および120分後にウイルコクソン(Wilcoxon)検定により水準0.01で有意に8-OHdG濃度が低下している。
したがって、本実施例の波形整形器を備えた電位治療器により、体液中にマイナスイオンを直接産生して、強い還元作用を生気させることが分かる。

【0038】
さらに、治療効果の確認試験として、被験者(健常男性)14名を2つに分け、片方の群には波形整形器を付けた電位治療器に接続した電極を適用し、もう片方の群には波形整形器のない電位治療器に接続した電極を適用してマイナスイオンを生成させて調査した。
被験者にはいずれの電位治療器を適用しているかを知らせない。
電位治療器による電界照射は、左手に電極を当てて、1回15分、24時間の間に5回実施した。照射前と照射後に採血して、ナチュラルキラー(NK)細胞活性、赤血球細胞内外の代謝関連項目を調べた。

【0039】
赤血球細胞内外の代謝関連項目は、赤血球ORP(RBC・ORP)血液ORP(BL・ORP)、赤血球内pH(RBC・pH)、血液pH(BL・pH)、赤血球内乳酸値/赤血球内ビルビリン酸値(Intral LA/intraPA)、
静脈血二酸化炭素濃度(VPCO2)、静脈血液酸素濃度(VPO2)の7項目である。
判定を簡便化するため、各項目ごとの最良、良、不良に分けて、それぞれに5,3,1点を配分し、7項目の合計得点を算出して新陳代謝評価スコアとして比較する。なお目安として、35〜30点を良い、30〜23点を普通、23〜18点以下を悪いと評価した。

【0040】
NK細胞活性は、赤血球細胞内外の酸化還元電位の変化と関係している。供給された電子は、細胞外から細胞内に移動して細胞内のORPを低下させる一方、細胞外のORPはやや上昇する。NK細胞内でも細胞内ORP 50の低下が生じ、NK細胞内のミトコンドリア膜電位が上昇して、NK細胞を活性化すると考えられる。
そこで、NK細胞内ORPを赤血球細胞内ORPで代用して、(赤血球細胞内ORPー血液ORP)/血液ORPすなわち、(RBC・ORP-BL・ORP)/BL・ORPの値を調べると、この値が照射前より低下しているときにNK細胞活性は上昇する傾向がある。

【0041】
8
図8から図10は、それぞれの群について得られた結果について平均値をとって比較した結果を表す。
図8は、NK細胞活性について纏めたもので、波形整形器が付いた電位治療器と波形整形器が付いていない電位治療器に掛かった群を区別して、それぞれ治療器に掛かる前と後のNK細胞活性の測定値について、群内の平均値の変化を示し、それぞれの標準偏差値を添付してある。比較のため電界光線治療器と呼ばれる従来の電位治療器による施療結果を図中に示しておいた。なお、各試験とも、7名の被験者について検査した結果を用いたものである。商社前後の差については、ウイルコクソン(Wilcoxon)検定により水準0.01で有意であることが確認されている。

【0042】
グラフから分かるように、波形整形器を付属した電位治療器を用いたときは、NK細胞活性は照射後有意に活性が増大している。一方、波形整形器を付属しない電位治療器を用いたときは、むしろNK細胞活性が有意に減少した。
このことから、波形整形器を用いた電位治療器はNK細胞活性を増大させる効果があることが分かる。
なお、従来の電界光線治療器によってもNK細胞活性は照射後有意に増大するが、本発明の波形整形器を用いた電位治療器の方が、照射後のNK細胞活性の変化量が有意に大きく、作用効果がより優れていることが照明された。

【0043】
9
10 図9は新陳代謝評価スコアについて、図10は上の式(RBC・ORP-BL・ORP)/BL・ORPの値について、波形整形器を付属した電位治療器と付属しない電位治療器の照射前後の値をプロットしたものである。
波形整形器を付属する電位治療器に掛かった群では、新陳代謝評価スコアの値が照射後に上昇し、上式の値は低下した。これらはいずれもp<0.01で有意であった。一方、波形整形器を付属しない電位治療器を掛けた群では、これら値の平均値はいずれも逆の方向に変化した。ただし、これらはいずれも統計的に有意ではなかった。
これにより、人体に適用したときにおいても波形整形器の効果が大きいことが裏付けられた。

【0044】
本実施例の波形整形器を付属する電位治療器は、従来の類似の治療器と比較すると、生体内にマイナスイオンもしくは還元性イオン効果を発現するので、体内の免疫担当細胞を著しく増加させ、大量の免疫担当細胞によってウイルス感染細胞に攻撃を加えてウイルスの消滅または減少に貢献することができる。したがって、本実施例の電位治療器は免疫力の低下したウイルス感染患者の治療に有効である。

【0045】
(治療例1) 慢性肝炎ウイルス感染症
対象としたC型肝炎ウイルス感染者は、HCVに感染して15年以上経過して、一度インターフェロン療法を一年前に受けたが、HCV-RNAコピー数の減少は一時的で再度増加していた。
本電位治療器による治療前にはGOTやGPTが常に異常値を示し、血中のHCV-RNAコピー数が240KIU/mLであった。この患者に波形整形器を備えた本実施例の電位医療器を使用して、毎日、15分、約1時間間隔で4回以上、両手に導子極板を当てて治療した。

【0046】
11
図11は、治療によるHCV-RNAコピー数の変化を表すグラフである。
治療によりHCV-RNAコピー数が急激に減少し、2ヶ月後には25KIU/mLに減少した。なお、図は省略したが、ナチュラルキラー(NK)細胞サブセット数も、本電位治療器による治療を始める前に60個/μLであったところ、治療を始めて2週間目で88個/μL、2ヶ月後には92個/μLに達している。
このように、本実施例の電位治療器は、ウイルス感染症のC型肝炎に対して著しい治療効果を示した。

【0047】
(治療例2) ヒト免疫不全ウイルス(HIV)慢性感染症
HIV感染症においては、逆転写阻害剤、HIVタンパク分解酵素阻害剤等が有効とされている。しかしながら、これらの化学療法には、無効な場合も多々あり、さらには、白血球減少・血小板減少などの強い副作用が観察される。また、抗HIV薬においても、薬剤耐性株の出現によって、ついには薬剤の無効が引き起こされることが知られている。
そこで、HIV感染症も治療例1と同様のメカニズムで治療が可能であると考えて、化学療法に変わる代替医療の可能性を確認するため、本実施例の波形整形器を組み込んだ電位治療器による治療を試みた。対象としたHIV感染症患者は、29歳の女性で、腰臀部と背部に激痛を呈していた。

【0048】
12
図12は、治療経過をHIV-RNAコピー数とCD4(+)リンパ球数の変化で追跡したグラフである。
本実施例の電位治療器による治療開始前のHIV-RNAコピー数は28000コピー/mLと高値を示し、CD4(+)リンパ球は、84個/μLまで減少していた。初めの2週間は、HIVプロテアーゼ阻害剤を含む多剤併用療法を連日施行した。治療後2週間で、HIV-RNAコピー数は21000に減少する傾向を示した。

【0049】
この時点から、本実施例の電位治療器を、1回15分、1日4回から5回、導子極板を両手に装着固定して併用した。治療開始後1ヶ月で、HIV-RNAコピー数は1200コピー/mLと激減し、CD4(+)Tリンパ球は240個/μLに増加した。腰臀部と背部に呈した激痛は、大幅に改善された。多剤併用療法は、連日投与から週5日に減少させた後、電位治療器による治療を併用してさらに1ヶ月経過したときには、hiv-rnaコピー数は400コピー/mL未満CD4(+)Tリンパ球細胞数370個/μLとなった。
さらに2ヶ月経過した後には、多剤併用治療の投与日を週3日に減少させたが、HIV-RNAコピー数は、400未満を保ち、CD4(+)Tリンパ球数は550/μLまで回復した。また、腰臀部と背部に呈した激痛は、ほとんど消失し、日常生活に支障はなくなった。

【0050】
このような多剤併用療法で短期間に400コピー/μLまで低値を示すことは珍しく、その後の化学療法を減少させても抗ウイルス効果を発揮して、CD4(+)Tリンパ球数を維持して増加させることから、波形整形器付き電位治療器による免疫賦活効果が多大なものと考えることができる。
なお、治療の1日あたりの回数や1回あたりの治療時間・治療間隔は上記事例に縛られることなく、患者の病状に従って適当に選択することができる。

【0051】
13
図13は、本実施例の電位治療器を人に使用する場合の1例を示す図面である。図13に示した装置を用いると、手指を導子極板に挟むことによって血中に還元性イオンを生成させることができ、最も簡単な施療方法のひとつとなる。
波形整形器3と負極導子板4を仕込んだ施療箱41を準備する。負極導子極板4は、アルミニウム板42の上に導電性ゴム43を載せたもので、被験者の手指6を導電性ゴムの上に乗せ、指の上にアース導子極板5を被せてセットする。施療箱41は絶縁ゴム板44の上に設置する。

【0052】
高電圧発生器の出力端子から供給された高負電圧信号は、波形整形器3で変成した上で導子極板4に導かれ、アース導子極板5の間に特殊な波形を有する電界を形成して、手指6中に還元性イオンを生起させる。
なお、アース導子極板5は、導電性ゴムで形成された電極板を絶縁ゴムで被覆したもので、背着ゲルを用いて指6との密着性を向上させるようにしてもよい。
このような構成を用いると、手指を台に乗せるだけで簡単に施療できる。

【0053】
14 図14は別の負極導子極板について構造例を説明する断面図である。
黄銅製の電極板51を塩化ビニル製の袋52で包み、適当な間隔で貫通孔を開けた絶縁ゴム板53で塩化ビニル袋52の両側から挟み、さらに柔皮54とキルティング55を重ねて袋にしたものに挿入して、最外層を木綿製の袋56で包む。
電極板51は厚さ0.1mmから0.3mm程度の黄銅製のため、導子極板を適用する人体部分の形状に合わせて容易に変形し、適度に人体表面に密着するようにすることができる。

【0054】
また、電極と人体表面の間には、塩化ビニル製袋、絶縁ゴム板、皮革、キルティング、木綿布が重なって介在し、クッション性が良く快適な肌触りとなる。
なお、絶縁ゴム板に貫通孔を設けないでセトすると、人体に還元性イオンを生起させがたくなる。これに対して、絶縁ゴム板53に適当な貫通孔を設けて一部を空気層とすることにより、電気抵抗あるいはイオンの飛翔抵抗を適度に調整して人体に与える還元性イオンあるいは人体中に生起する還元性イオンの量を適度なものにする効果が生じると考えられる。

【0055】
本実施例の電位治療器を人に適用する場合、負極導子極板とアース導子極板を被験者の体の一部、例えば、手などに各々密着して固定し、電位治療器の電源を入れ、治療時間を設定して治療を開始する。設定時間が経過すると自動的にマイナスイオン産生が終了するので、導子極板を取り外して治療を終了させる。この方法は、最も簡単な施療方法のひとつとなる。
また、人体と接触する導子極板は、金属電極板に絶縁性ゴムと導電性ゴムを重ねた構造を採用し、0.1μAから10μAの電流しか流れないように制限して人体の安全を確保する。

【0056】
導子極板は、患者腹部と背部、または、肩を挟む位置などに両極板を体表面に密着させることができる位置に装着することが重要である。
特に、手のひらを設置側導子極板と負極側導子極板で挟みこんで使用することが推奨される。手の平は、厚さが小さく血流が大きい部位であるので、導子極板間の距離が小さくなって電界強度が大きくなり、大量の血液に強い作用を及ぼして大きな効果が得られる。しかも手の平は通常外部にさらされる部位であるため、導子極板を簡単に適用することができ、患者や術者の負担が小さい。
なお、同様な機能を備えた出力端子を複数対備えた電位治療器を用いて多数対の導子電極を同時に適用することができる。一般には、一対の導子極板を適用する場合より、2対の導子極板をしようする方が治療の効果が高いことが分かっている。